この記事で分かること
小売業はあまり良いイメージがなく、人気業界とはいえません。
しかし、企業や採用人数も多いため、気になっている人もいるではないでしょうか。
新卒で小売業に就職し、11年間勤務した筆者が、新卒の方向けに「小売業に向いている人・向いていない人の特徴」について解説します。
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小売業に就職ってどうなの?
まず、小売業に就職することに対してどうなのか?解説します。
小売業は、長時間労働、肉体的負担、精神的にきついなど、悪いイメージを持つ人は多いです。
私も最初は親に反対されました。
しかし、小売業は社会においてなくてはならない存在です。
もし小売店が無ければ直接農家さんやメーカーから仕入れないと食料やモノは買えず、生活ができなくなります。
小売業は日本経済を支えていることに間違いなく、新卒で小売業に就職することは社会貢献につながっているとも言えるのです。
そんな、なくてはならない小売業ですが、仕事内容やキャリアは独特なため「向いている人・向いていない人」がいます。
小売業に就職【向いている人 5つの特徴】
次に、小売業就職が向いている人について解説します。以下の5つの特徴に当てはまる人は向いているといえるでしょう。
小売業が向いている人の特徴
- チームで協力し合うことが好き
- どちらかというと体育会系
- 幅広く人生経験を積みたい
- 堅苦しい雰囲気が苦手
- 将来やりたいことが特にない
これらの特徴を持つ人は、特に小売業で働くことにやりがいを感じられます。
それぞれの特徴についても解説していきます。
①チームで協力し合うことが好き
小売業での仕事は基本的にチームプレイです。
自分だけ作業が終わればOKではなく、お店全体の作業完了が目標であったり、フォローし合って円滑に営業することが目的であったりします。
店舗全体で役割分担をし、協力しあう雰囲気がとても大切です。
目標に向かって複数人で行う仕事は、部活のような連帯感があり、チームで協力し合うことが好きな人にはピッタリです。
②どちらかというと体育会系
小売業はバチバチの体育会系ではなく、ほどよい体育会系であることが多いです。
複数人で行う作業には司令塔が必要なため、社員やバイトリーダーが中心となって指示出しを行う様子はまさに体育会系。
身体を動かす作業も多く、自分は体育会系と思う人には馴染みやすい環境でしょう。
③幅広く人生経験を積みたい
小売業界に入ると人生経験が豊富になります。
小売のお店には様々なお客様が来店し、様々な従業員が働いています。
さらに全国チェーンだと転勤もあるので、自分から行動をおこさなくても人生経験を深めるチャンスがやってきます。
マンネリ化が苦手な人には特にオススメです。
ただ、入社初期は身体を使った仕事が多いので、成長が感じにくくモチベーションが下がってしまうこともあります。
④堅苦しい雰囲気が苦手
小売業のお店では、20代の学生のアルバイトから70代の掃除のパートさんもいたりと幅広くいろんな従業員の方がいます。
そのため、自分の親、兄弟、おじいちゃんおばあちゃんと働くような感覚で職場の雰囲気もアットホームになりやすいです。
小売業の作業は、コミュニケーションが重要なため、自然と会話が生まれやすく緊張を感じない楽な雰囲気になります。
堅苦しい雰囲気で仕事をしたくない人にはオススメです。
⑤将来やりたいことが特にない
「やりたいことが特にない」というのは、就活生の方にとっては一番つらい状況かもしれません。
しかし、小売業界はそんな方にこそオススメしたいポイントがあります。
それは実用性の高いスキルが早期に身に付くというところです。
小売業界に入ると、以下の役立つスキルを身に付けられます。
- コミュニケーション力
- クレーム対応力
- マルチタスクスキル
- リーダーシップ
上記のスキルが身に付くため、転職活動でもアピールポイントが増えます。
また、他業界では経験できない、クレーム対応やパート管理も入社3年には習得できるため早期にマネジメント力を身に付けられます。
小売業に就職 【向いていない人 3つの特徴】
次に、小売業就職に向いていない人の特徴を紹介します。
それは、以下の3つのタイプです。
小売業が向いていない人の特徴
- 個人の活躍やスキルアップを目指したい
- 一つのことに集中して取り組みたい
- 自分の意見は絶対に曲げたくない
上記の特徴がある方は、他の業界の方が向いている可能性があります。
私の経験上、これらの特性を持つ人は早期に退職をしたり、仕事に悩んでしまうといったケースが多かったです。
①個人の活躍やスキルアップを目指したい
個人の活躍、スキルアップを強く望む人にとって、小売業の現場は馴染みにくい環境かもしれません。
特に、新入社員のころはお店を回す歯車の一つとしての働きを求められます。それは、労働者扱いというわけではなく、現場の作業を早く覚えるためです。
一言でいうと、下積みが重要な業界です。
作業を覚え、将来チームを動かす立場になったときにしっかりと指示、命令が出せるようになるためでもあります。
そのため、「自分の力で会社を変えたい」「特別なスキルを身に付けたい」と思って入社した人は、理想とのギャップを強く感じるかもしれません。
②一つのことに集中して取り組むのが好き
小売業の仕事は一つの作業を集中的に行うことはできません。
なぜなら、接客対応が最優先だからです。
小売業は商品を買ってもらわないとお店が成り立たないので、何を差し置いても対応しなければなりません。
品出し中にレジが混んでいたらレジに入る、売場作業中にお客様に話しかけられたら手をとめて接客に入る・・・など。
お客様対応で作業が中断することは当たり前の環境です。
しかし、接客だけでなく、作業もしないと売上げにつながりません。
そのため、コツコツと集中して作業するのが好きな方にとっては、ストレスを強く感じる環境かもしれません。
③自分の意見は絶対に曲げたくない
自分の意見を曲げたくないという信念はとても良いことです。
しかし、小売業界でそのスタイルを貫くのは「苦難の道」となります。
なぜなら、店舗の仕事において「コミュニケーション」が最強のツールだからです。
接客、クレーム対応はもちろんですが、一緒に働くパート・アルバイトへの指示もコミュニケーションの上に成り立っています。
相手の意見を聞く、受け入れるという姿勢が必要です。
それができなければ、クレーム対応が難航したり、パートから嫌われ仕事がしづらくなったりという状況に追い込まれる可能性があります。
常に自分の意見が正しくて、ゴリゴリ引っ張っていきたいと思っているタイプの方は注意が必要です。
小売業に就職ってどうなの? まとめ
就活を始めるといろんな情報がたくさんあって、悩んでしまうとは思いますが、あくまで「就職や転職は人生を楽しむための手段」です。
一つの会社に何十年も勤務することが正しい時代でもありません。
新卒でこれから就活を始める方は、深く考えずに自分の特徴とあっているかどうか、というところも気にして就活を始めてみてはいかがでしょうか。
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