HOUSEWORK

【すぐにできる!家事の効率化の方法】動作経済の原則を応用

・家事を効率よくこなしたい

・いつも家事に時間がかかっている

・家事がめんどくさい

この記事では、道具を使わず、お金もかけずにできる家事を効率化する方法を紹介しています。

家事を効率化しようと思ったら、道具を揃えたり、知識を学んだりしないといけないと思っていませんか?実は、考え方ひとつで時間やお金をかけずに効率化できるんです!

そのために「動作経済の原則」を応用します。

聞きなれない言葉だと思いますが、これによって「動きの無駄を減らすことで効率を上げる」ことができます
少しでも効率を上げて、面倒な家事から解放されましょう!!

この記事を書いた人
代替テキスト
ムータイ

2020年5月から主夫やってます。家事や主婦の大変さに気づき、独自の考えと書籍などから学んだ内容で家事を効率化し情報発信しています。

動作経済の原則とは?

「動作経済の原則」とは、簡単に言うと「動作の無駄」を発見改善するための考え方です。

かじうま君

いつも家事頑張ってるし、無駄な動きなんかないよ!

ムータイ

いつもありがとう!でもね、この考えを学べばもっと楽に家事ができるよ!

家事に慣れてくると自分の動きの無駄に気付きにくくなります。「動作経済の原則」に従って、改めて自分の動きを振り返ってみることで無駄を発見することができます。

動作経済の原則主に工場などのモノづくりの現場で生産性向上を目的とした仕組みを改善するための考え方ですが、人の動きの無駄をなくすという意味ではどんな仕事にも応用できます。

自分は前職でホームセンターの店長をやっていましたので、無駄を排除して、生産性を上げるためにこの考え方を会社に叩き込まれました…。有名企業だとトヨタ自動車が推奨しています。

まず、動作経済の原則は4つに分けられます。

動作経済の4原則
  1. 距離を短くする。
  2. 両手を同時に使う。
  3. 動作の数を減らす。
  4. 楽にする。

この4つの考え方を使って、家事動作における無駄の発見と解決を行います。

かじうま君

4つくらいならなんとか覚えられそうだ。

家事ってめんどくさいし、できるだけ早く終わらせたいですよね?
必要以上にかかってしまっている時間の無駄を減らして、素早く、効率よく終わらせましょう!!

そんなことを言っても、家事ってめんどくさいしやる気がでないよ!という方はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

家事はなぜめんどくさいのか?【やりたくない家事を前向きにする2つのコツ】 ・家事がめんどくさいと感じている ・家事が大嫌い ・少しでも前向きに家事をやりたい そんな方にオススメの記事です...

動作経済の原則│①距離を短くする

単純に動作の距離を短くするだけで時間効率がアップします。

自分が動く距離を短くすることもそうですが、物の配置を近づけることによっても距離が変化します。

体を動かす距離を短くするということが目的です。

①距離を短くする(例)
  • 良く使う調味料はキッチンの上に出して置く
    (引き出しや棚から取り出す距離を減らす)
  • 掃除機をかけるルートを決める。
    (部屋の奥から出入り口に向かって一方通行に進むと往復の重複が無くなります)



日常の家事で「無駄な動きをしてないかな?」「ここに洗剤があった方が動きがスムーズかな?」と常に無駄な距離が無いか確認しましょう。

動作経済の原則│②両手を同時に使う

忘れがちですが、両手を使うって結構大事です。利き手じゃない方の手もしっかりと働いてもらえば、効率が上がります!

かじうま君

確かに。今まで利き足の右足しか使っていなかった!

ムータイ

右足…。左足も使ってみるといよ!


実際に両手を使う方法としては、

  1. 両手で窓を拭く
  2. 両手で床の雑巾がけをする

などが考えられます。

さらに、両手での作業ではなくても、作業を同時に行うという動きも同じ考えになります。

作業を同時に行う(例
  • お肉を焼いている間に簡単な洗い物を済ませる
  • ・お昼ごはんの準備をするときに夜ご飯用の野菜もカットする

例のように、「キッチン」という場所は一日の滞在時間が長いのでいろんなことが一括でできると思います!

ムータイ

私は料理初心者のとき、焼いているお肉が気になって、ずっと火の前で立っていたことがあります…。

そのため、ご飯を食べ終わった後、調理道具と食器で洗い物がいつもテンコ盛りになっていてウンザリ・・・ということも多々ありましたが、今は調理と並行して片付けもしているので食後の洗い物もスムーズです。

火加減さえ調整すれば、洗い物と調理の同時進行は難なくできます。

動作経済の原則│③動作の数を減らす

「動作を減らす」という考えでは、いろんな考え方があります。「①距離を短くする」にも似ている部分もありますが、ここでは動作自体の無駄を減らします。

動作の数を減らす(例)
  • 掃除道具、調理道具は決まった位置に保管しておく
    (場所を決めて、探す動作を減らす)
  • 調理に必要な材料、調味料は事前に全て準備する
    (冷蔵庫の開け閉め動作を減らす)
  • 気になるレシピはデータ保管しておく
    (作りたいと思ったときにレシピデータを残して置けば、作るときにまた調べる手間を省けます)

自分ではなかなか気付けない部分もありますが、意識的に無駄がないか考えながら行動するといろいろ発見できますよ!

大前提として、整理整頓と事前準備が動作の削減には重要です。

動作経済の原則│④楽にする

最後は「動作を楽(ラク)にする」です。

かじうま君

楽にする?そもそも家事は楽じゃないうま・・・。

一番理解しづらいもしれませんが、動作経済の原則における「楽にする」考え方は以下の内容です。

動作経済の原則:動作を楽にする
  • 無理な姿勢や無理な力で作業をしない
  • 反動や重力、リズムをつけて動作する
  • 作業をする位置(高さ)を適切にする

家事に例えようと思っても、なかなかピント来ませんよね…。
簡単にいうと、

「楽にする」=「体に負荷がかからない状態で作業すること」
それが結果的に効率に繋がるということです。

楽にする(例)
  • 包丁を研いで、野菜が楽に切れるようにする
  • 電子レンジ、炊飯器の位置を変える(腰をかがめなくても良い位置)
  • 使用頻度の高い食器や、調理道具はできるだけ腰高に近い位置に置く

これにより、余計な力を減らし、体の負荷も減らすことができます。

しかし、「楽にする」に関しては、道具の導入が手っ取り早いです。軽量のフライパンを使う、柄の長いモップ、バススポンジを使う、汚れが落ちやすい洗剤を使うなどなど。

自分が使っている力を道具を変えることで「楽にする」こともできますので、劇的に変えたい場合は費用を惜しまない方が良いですね。

あと、負荷がかかりやすいと言えば、脚、腰、肩です。痛めているときは素直に休みましょう!!

まとめ

動作経済の原則を使って、少しでも無駄を無くして効率を上げてみてほしいと思います。

1つ1つは数秒~数十秒の効率アップですが、チリも積もれば大きな時短に繋がります。それによって、自分の時間が作れたり、精神的な余裕も生まれるのです。

私は、動作経済の原則により家事の時短ができ、あまった時間を活用して、ブログを書いたり、趣味に時間を確保しています。